j-研究院長挨拶

研究院長挨拶

言語文化研究院は、「世界の多様な言語と文化と社会について、実践的・理論的研究を推進し、言語・文化教育を通して日本及び国際社会の発展にグローバルに寄与すること」を部局の基本理念としています。

教育面においては、1、2年生を対象とした英語、中国語、韓国語、ドイツ語、フランス語、スペイン語、ロシア語の7つの外国語基幹教育の責任部局です。多様で複雑な国際社会への対応に向けた複言語教育環境を今後も推し進めていきます。英語では、新カリキュラムのもとで、3、4年の高年次学生へ留学や大学院進学のための継続学習の機会を提供し、大学院基幹教育にも参画することで、入学時から大学院までの英語学習支援体制を構築します。さらに、マルチリンガル交流スペース(EZ ぷらっと)などの外国語学習支援施設を通した課外学習活動を充実させます。今後は、総合科目の開講や教育資源のデータベース化などによる学習内容や学習形態の多様化を通して、低年次の語学教育という従来の枠にとらわれない形での新たな教育的貢献を目指していきます。

研究体制として、言語文化研究院は2部門(言語環境学部門・国際文化共生学部門)・4講座(言語教育学講座・言語情報学講座・国際文化学講座・文化共生学講座)から構成されています。7つの外国語を縦軸に、英語教育学、応用言語学、歴史言語学、意味論、語用論、異文化コミュニケーション論、文学研究、地域文化論、メディア論、国際協力・開発論などの研究分野を縦軸に、対象とする言語、研究手法など、多岐多様な研究を行う組織です。こうした研究分野の多様性を武器に、今後も、学部教育、大学院基幹教育、大学院教育へ一層積極的に関わります。

指定国立大学となり、大学が掲げるビジョンや取り組むべきミッションも明確化しています。今後は、教育・研究の両面においても、新たな試みによるさらなる活性化が必要になります。基幹教育、学部教育、大学院教育のあらゆる教育分野に関わり、全学への外国語教育と個別研究の両面でのユーティリティー・プレイヤーであることを自負し、踏み出した先の多少の失敗や間違いは許容しながら、新たな価値創造へ前進しましょう。

2022年7月
九州大学大学院言語文化研究院長
大津隆広

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