2018年11月28日(水)16時40分より,九州大学伊都キャンパスセンター2号館2203教室において,精神科医で作家の松嶋圭氏と言語文化研究院の辻野裕紀准教授との対談「悩める精神科医がものを書くとき」が行われました.本学の学生や教職員のみならず,学外からのお客様も含め,約100名の方々が参加してくださいました.
松嶋圭氏は,精神科医であると同時に,今年10月に壱岐を舞台とした短編集『陽光』を上梓された新進気鋭の作家でもあり,文学論,言語論,精神医学など,様々な視座から〈精神科医が小説を書くとはいかなる営為か〉という問いを主軸として,辻野裕紀准教授とともに緻密な議論を展開しました.参加した学生の感想レポートでは,「共感できるところがたくさんあった」,「もっと話を聞きたかった」,「得るものが多い会で,メモしたたくさんの要素を見返して,多くのものを吸収したい」,「新しいものの見方を知れた」,「聞きに来て良かった」など,肯定的なコメントが圧倒的に多く,好評を博した対談となりました.
ご多忙の中,熊本から本学までお越しくださった松嶋圭氏,最後までご清聴くださった参加者の皆さまには,衷心より感謝申し上げます.