2025年10月14日、中華人民共和国駐福岡総領事館より楊慶東総領事が九州大学を訪問され、フジイギャラリーで開催中の展示会「九州大学100年の中国学研究」を参観されました。
今年、重要文化財に指定された「金光明最勝王経」をはじめとする展示品を、人文科学府の汪洋・研究員による解説を聞きながら、総領事一行3名は熱心にご覧になりました。岡村繁・元教授の『三国志』語彙カードを収めた大きな箱の前では、特に足を止められ、写真を撮影されました。
その後、ギャラリー内で九大の学生たちと交流が行われ、中国語学習の様子や、将来の抱負、中国で行ってみたい場所といった話題で、中国語と日本語を交えて和やかに歓談されました。学生にとっては、中国の総領事と直接お話しするという得難い経験となりました。
ついで附属図書館の貴重書室で、謝冰心『春水』手稿を閲覧されました。「現代文学の祖母」とも称される謝冰心(1900-1999)の作品には、小中学校の国語の教科書で親しまれ、「小橘灯」(みかんの提灯)が印象に残っていると話されました。附属図書館の福田千鶴・副館長、松石健祐・図書館専門員の案内で館内の設備を見学され、孫文や郭沫若の書や「中村哲医師メモリアルアーカイブ」などをご覧になりました。
今回の総領事ご訪問を機に、総合大学として九州大学の研究について、広く中国各界での理解が深まり、今後の交流と協力関係の発展につながることを期待します。
「九州大学100年の中国学研究」は、10月12、13日に本学で開催された日本中国学会第77回大会の関連展示として、人文科学研究院の静永健教授が企画したものです。総領事のご訪問に際しては、言語文化研究院、比較社会文化研究院、人文科学研究院の教員および関連学府の大学院生がお迎えしました。
国際企画課総務係の浅野由季子主任には、全般にわたってご支援をいただきました。厚くお礼申し上げます。




