2018年12月19日(水)16時40分より,九州大学伊都キャンパスセンター2号館2203教室において,西日本新聞社の平原奈央子(ひらばる・なおこ)記者の講演会「隣国を「編集」する」を開催いたしました.本講演会は,言語文化研究院が主催する外国語週間の一環であり,韓国朝鮮に関心を持つ本学学生や教職員は勿論,学外からのお客様も参加してくださいました.
平原氏は本学文学部朝鮮史学研究室の卒業生でもあり,朝鮮半島の歴史や文化に造詣が深い,気鋭の新聞記者でございます.講演においては,陶磁器や古文書の話から,映画,文学,翻訳論に至るまで,人文学的な沃野から幅広く韓国朝鮮を照射し,参加者に清冽なる知的刺激を与えてくださいました.
参加した学生たちの感想レポートには,「興味深いお話をたくさん聞くことができた」,「韓国の美について知れて良かった」,「今日のお話を聞いて韓国の文学作品をもっと読んでみたいと思った」,「最後の「自分だけの韓国を紡いでいってください」ということばが心に残った」,「質疑応答の時間に,平原記者と先生方との議論が聞けて面白かった」など,多くの向日的なコメントが寄せられました.
ご多用中,伊都キャンパスまでお越しくださり,貴重なお話を惜しみなくしてくださった平原奈央子氏には,この場を借りて,心より深謝申し上げます.