2019年度全日本大学生中国語スピーチコンテスト南日本予選大会が6月1日長崎大学で開催され、本学から5名の学生が出場しました。「日中青年交流促進のために――私ができること」、「天下一家」という2つの演題から1つを選んで発表するもので、九州地区の各大学から集まった11名の出場者は、中国語の流暢さや表現力では甲乙つけがたいほど、高いレベルの発表が続きました。
優勝した人文科学府修士1年の木村淳美さんは、中国文学研究室の初代教授が80年前に中国留学したときの経験を振り返りつつ、自らの今後の研究に対する抱負と決意を力強く述べました。
文学部2年の山西慶哉さんは、学内のランゲージテーブルに参加して留学生と交流することで満足していた自分が、ある日ふと留学生に教えてもらうばかりで、自分から彼らに与えるものが何もないという疑問を抱いたことをきっかけに考えを深めていく過程を話し、準優勝となりました。
本大会は日本華人教授会議の主催、長崎大学の共催、中華人民共和国駐長崎総領事館等の後援により開催され、上位3名の入賞者は東京で行われる全日本決勝大会への出場権を獲得しました。
(言語文化研究院 中里見敬、劉驫)
写真1: 大会参加者
写真2: 優勝した木村淳美さん(右)
写真3: 準優勝の山西慶哉さん(左)